旅行に行きたいと考えたら温泉も、白い砂浜の海水浴場も、パンダがいる動物園も、海や山のグルメも…そんな風に色々欲張りたいですよね?
実はこのような欲張り旅が、叶えられるのが和歌山の白浜です!
そんな観光地である白浜に来たら、是非食べてもらいたい和歌山白浜グルメやお土産としても人気のグルメについてご紹介します。
Contents
南紀白浜ってどんなところ?
和歌山県の南に位置する白浜は、兵庫県の有馬温泉、愛媛県の道後温泉に続く日本三大古湯である「白浜温泉」が有名な観光地です。
白浜の白良浜は近畿地方随一のビーチリゾートであり、レジャースポットも多いため、年間300万人以上の観光客が訪れています。
第38代天皇の天智天皇や、女性天皇であった第41代天皇の持統天皇もこの地を訪れたと言われています。
また、一年を通じて穏やかな気候と、海や山などの自然に恵まれていることから豊かな食材に恵まれている地域なのです。
大阪から車で90分、首都圏からは飛行機で65分とアクセスの良さも魅力です。
白浜に来たら絶対に食べて欲しい名物11選
海の幸と山の幸に恵まれた白浜には美味しいものが沢山あります。
白浜に行った際にはぜひ和歌山白浜グルメを味わってみてください。
お土産としても人気のグルメもまとめてご紹介します。
なんば焼・ごぼう巻
西日本近海で獲れる新鮮な魚をすり身にして作るかまぼこであるなんば焼とごぼう巻は、和歌山の特産品です。
なんば焼
主にエソとグチという魚を使用したかまぼこで、正方形に盛り上がった中心に丸い焼き型が付いており、その焼目が美味しさを引き立てています。
一般的なかまぼこは蒸し蒲鉾が多いのですが、なんば焼きは「焼き蒲鉾」で「焼き抜き高級かまぼこ」と言われており、身は白く弾力があり、粘りのある歯ごたえが特徴です。
その昔、南蛮国から製法が伝えられたことから「南蛮焼」から「なんば焼き」と呼ばれるようになったと言われています。
歯ごたえを楽しむために厚めに切って、そのままわさび醤油などで食べれば、弾力を楽しみながら風味や旨味を口いっぱいに感じることができます。
ごぼう巻き
魚のすり身とごぼうを併せて、甘辛いたれが染みた魚皮で巻いた焼き蒲鉾、それが和歌山のごぼう巻です。
和歌山でかまぼこと言えばなんば焼きが有名ですが、なんば焼きを作る上では白身の部分しか使われません。
魚の皮などの余ってしまう部位を何とか美味しく食べられないだろうか、と考え出されたものが、このごぼう巻きだそうです。
包丁を入れると断面が花のように見える可愛らしいかまぼこは、お祝いや贈答用として和歌山の人気の特産品となっています。
紀州の名産なんば焼き、ごぼう巻きをご家庭でも味わえます
昭和6年創業の紀州かまぼこ製造本舗魚政で作られた「なんば焼き」「ごぼう巻き」は昔ながらの味を守り続けており、今日まで県内外から多くの人に愛されている商品です。
和歌山の高級かまぼこの味をぜひご家庭でもお楽しみください。
5560円(税込)
クエ鍋
和歌山の冬の名物といえば、多くの人が思い浮かべるものがクエ鍋ではないでしょうか。
クエは漁獲量が少ないことから幻の魚と言われており、脂がのっていながら淡泊で上品な味の魚です。
そんな幻の魚であるクエをお鍋にして食べれば、ゼラチン質や皮、アラまでも美味しくいただくことができます。
締めの雑炊はクエの旨味がたっぷり濃縮されているので絶品です。
和歌山に訪れた際には是非食べてもらいたい鍋料理です。
梅干し
和歌山県の梅は栽培面積、出荷量が日本一であり、県を代表する特産物となっています。
和歌山で育った梅は大きくて果肉が厚く、香りも良くフルーティーな味わいです。
そんな和歌山の梅の美味しさを存分に味わうことができるものが梅干しです。
白浜では旅館やホテルなどの朝食にも、ラーメン屋や居酒屋などの飲食店にも梅干しが提供されるので、旅行の間に一度は味わえる特産品でしょう。
大粒でふくよかな南高梅でできた梅干しはご飯のお供や焼酎割りなどにピッタリです。
自宅用としても、贈答用としても喜ばれます。
和歌山ラーメン
ご当地ラーメンは各地にありますが、その中でも有名処と言えば和歌山ラーメンは外せません。
創業50年以上のお店が多くあるため、ご当地ラーメンとしての歴史を感じます。
和歌山ラーメンと言っても実は系統が2通りあり、醤油ベースと豚骨醤油ベースのものがあります。
ラーメンの特徴は醤油ベース・豚骨醤油ベースに関わらず、小さ目の器に麺が少量で、スープがたっぷり注がれているお店が多いです。
1杯の量が少なめなので、これで足りるのかな?と感じるかもしれませんが、実は和歌山ラーメンのもうひとつの特徴として、「早寿司」(はやずし)という一口サイズの鯖寿司が各テーブルに置かれていることが多いです。
ラーメンを頼んだお客さんはその早寿司を食べながら待つのだそうです。
さっぱりとした早寿司の後にコクのあるラーメンという和歌山ならではのマリアージュをお楽しみください。
カツオ
紀南地方では春先頃に黒潮にのってカツオが北上してきます。
地元で行われる「ケンケン漁」と言われる引き縄釣り漁により1本1本カツオを釣り上げるため、傷が付いていない状態の美しい魚体のまま水揚げされます。
ケンケン漁で釣り上げたカツオは釣り上げてすぐに締めて氷水で鮮度を保っているので、刺身にするとモチモチとした弾力が最高の一品です。
春になれば白浜の飲食店などで刺身、握り、漬け丼、お茶漬けなど様々な調理法で旬のカツオを味わうことができます。
春の和歌山で食べておくべきケンケンカツオをぜひ味わってみてください。
みかん
和歌山といえばみかんの名産地、特に甘くておいしい有田みかんが有名です。
和歌山県はみかんの生産量が全国1位で、シェアは17.4%を占めており、有田みかんだけでも全国シェア9%を誇ります。
400年の歴史と伝統を誇る有田地方の有田みかん、ジュースやジャム、お菓子などのみかん関連の製品も多く製造・販売されており、和歌山のお土産物として人気です。
みかん直売所も多くあるため、お土産に有田みかんを沢山買って帰って職場の人や周りの人に配るのも良いですね。
なれ寿司
和歌山の郷土料理であるなれ寿司とは、魚を保存するために米飯と魚を熟成させて乳酸発酵させて暖竹(あせ)の葉で包む、かつて保存食として作られた寿司です。
江戸前寿司のような酢飯ではなく、乳酸発酵による酸味を持った米飯は本来の鮨の形態と言われています。
和歌山ラーメンと一緒に食べる早寿司は、このなれ寿司の発酵が進んでいない「早なれ」のなれ寿司を指しています。
独特の風味やにおいを持つなれ寿司は、お酒のおつまみにぴったりで、酒好きな人へのお土産物として人気です。
熊野牛(和歌山牛)
和歌山の白浜というと海産物のイメージが強いですが、和歌山県にも「熊野牛(くまのぎゅう)」という名の希少なブランド牛が生産されているのです。
熊野牛は、平安時代に信仰の場である熊野三山で行われる「熊野詣」の際に、貴族や皇族の従者によって連れて来られた荷牛から生まれた黒毛和種と言われ、現在では和歌山県内の生産者によって厳しい条件をクリアした牛肉だけが「熊野牛」として認定されます。
熊野牛の基準とは
- 黒毛和種であること
- 和歌山県内で14か月以上育てたこと
- 出荷時の月齢が26か月以上であること
- 雄牛または未経産の雌牛であること
- 日本食肉格付協会による格付けがある場合は肉質等級が3級以上、歩留等級B以上であること
以上の厳しい条件をクリアして初めて認められるのです。
熊野牛は霜降りが美しく、肉質が松阪牛や米沢牛にも負けないと評判ですが、和歌山県外への流通は極めて少ないとのことです。
熊野牛が食べられるのは和歌山にいる間だけなので、食べ逃してほしくない一品といえるでしょう。
しらす
全国でも有数の漁獲量を誇る和歌山では、3月下順から5月にかけてしらす漁が最盛期を迎えます。
和歌山でしらすといえばイワシの稚魚を指し、水揚げされた新鮮なしらすは港近くの加工場で即釜茹でされるので、しらすの鮮度を落とさずに食べられます。
新鮮なしらすは身がふわふわで臭みがなく、スーパーで売っているものとは比べ物になりません。
白浜では生しらす丼を提供しているお店がいくつもありますので、獲れたてで新鮮な生しらすを是非お召し上がりください。
めはり寿司
塩漬けした高菜の葉に白ご飯が包まれたおにぎり、これを和歌山ではめはり寿司と言います。
「目を見張るほどに美味しい」という由来から、この名が付いたとされています(諸説あり)。
昔は白飯や酢飯だけで握られていためはり寿司ですが、最近ではおかかを混ぜてあったり、梅干しやしらすを入れたりと様々なバリエーションで売られています。
和歌山県内の道の駅や駅の近くでも売られていることが多いので、旅のお供にぴったりのグルメです。
和歌山に来たら白浜グルメを堪能しよう!
白浜には美しい自然とともに美味しい食べ物が沢山あるので、どれも食べれば満足すること間違いなしです!
グルメ旅をするなら是非和歌山県白浜へ来て、地元の味を楽しんでみてください。